受け取り方は様々ですが自分が作るものには、意味や思いを込めた作品が多いです。

実は物に思いを込めるって事について色々考え、手が止まっている時期がありました。

なんだか、気持ちが重たいなぁとか思ったり。
自分も物に意味を求めないしなぁとか。
でも、自分の物作りにはそういう作り方をしてしまったり。
なんだかなぁと。

ふと、世の中の物を見渡し身の回りの物に意識を傾けると少し考えが変わりました。

人の思いの籠っていない物って無いんじゃ無いか？って。

うまいと言って笑顔で食べる姿を喜ぶ料理人。
怪我をしない様にと工学的にプロダクトデザインされた刃物。
持ち運びがしやすい様に軽量化を考え抜かれたモバイルツール。
着心地良く過ごせる様に開発された生地を使った無地のTシャツ。

使う人。身に着ける人、食べる人。
相手の事を思った物で実は生活している。
（まぁそうでない事もありますがw）

シンプルなデザインで自己主張したく無いからとロゴTを着たくない人なんかも、実は人の思いの籠った物を知らず知らずか着ている。

自分の作るものは視覚的に直接的な伝え方になっているだけ。
そんな事を思うともっと着けてくれる人を考えたり、自分の思いを込めても関係ないな。
受け取り方は自由だと思うと手が動き出した。

ただ、そういうのも楽しんでもらえたら嬉しいです。